2023年5月の研究会(オンライン)のお知らせ

日本演劇学会 演劇と教育研究会
2023
5月研究会(オンライン)のお知らせ

日 程:521日(日)午後2時から

検討会
テーマ:続・演劇教育研究1990年以降30年間の成果をどのように概観するか

■報告者:中島裕昭、花家彩子(本研究会運営委員)
主 旨
前回は、日本における学位論文の動向を概観しましたが、今回は、それをさらにブラッシュアップし、内容について詳細に確認、これに以前内容確認した研究会紀要の論文と、学会紀要の論文、学会での研究発表の内容を踏まえて研究動向を整理します。

■研究会の申し込み方法
参加を希望される方は以下のフォームに必要事項を記入の上お申し込みください。後日、ID/PWまたはURLをご連絡します。
https://forms.gle/b4jgUofCQH94k1rh8

■研究発表&実践報告の募集
 演劇教育に関わる研究成果や実践の報告・発表を募集しています。口頭による報告・発表&質疑、6090分程度。実施に際してはA42,3枚程度のレジュメ、またはパワーポイントの作成をお願いしています。ご希望の方は、E-mailで研究会宛ご連絡をお願いします。運営委員会で確認後、日程等のご相談をさせていただきます。

日本演劇学会分科会 演劇と教育研究会


5月研究会は、4月に引き続き、本研究会運営委員である中島裕昭さんと花家彩子さんが進行する検討会でした。テーマは「続・演劇教育研究1990年以降30年間の成果をどのように概観するか」。6月に大阪で予定されている2023年度の演劇学会全国大会におけるパネルセッションを深めるための企画で、今回は、学内の学位論文と日本演劇学会に関する発表や論文の内容を中心に報告が行われました。
具体的には、「演劇教育」概念の規定や教育的応用の可能性等の整理を行った上で、①国内で受理された学位論文、②日本演劇学会の紀要や口頭発表、③本研究の紀要、④日本における主な公刊書、⑤博士論文以外の研究論文、⑥海外の研究動向(補足)の中から、②と③を中心にそれぞれの特徴や傾向、今後の議論が必要な点が示されました。
報告後の議論では、学位論文の主旨を正確に掴むことの重要性と困難さ、演劇教育研究の該当論文の判断基準、研究手法の共有の可能性と難しさ、海外の研究動向の本の内容などに話題が及びました。
研究会の今後の柱の1つとして、引き続き演劇教育研究の整理やレビューの重要性までも議論が及びました。演劇と教育を研究することについて今後もいろいろな角度で考えていきたいと思います。皆さまお忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございました。(運営委員:山本直樹)