1987年 日本演劇学会「演劇による教育」振興に就いての要望書

●1995年4月 ビデオ制作

■1995年5月 於・共立女子大学
 日本演劇学会春季大会にてシンポジウム(ビデオ上映)
[ビデオ『これからの演劇教育・一人ひとりが輝く劇あそび』のプレビュー発表]

■1995年7月15日(土) 午後2時~ 於・日本大学芸術学部(事務棟5F第1会議室)
・ジェフ・ギルハム「イギリスの演劇教育と T.I.E. 運動について」
[日本大学芸術学部演劇学科招聘によるイギリスの T.I.E. (Theatre-in-Education) 運動の指導者 Geoff Gillham 氏*の特別講義]
・演劇と教育研究会製作ビデオ「これからの演劇教育」(出演:尾久小、東久留米南中、福島聾学校)の上映・検討(予定)


Geoff Gillham(ジェフ・ギルハム)
 イギリスの Theatre-in-Education (T.I.E.) 活動において第一線で活躍している劇作家,演出家。またドラマ・ティーチャー,アドバイザリー・ティーチャーとして現場で教育実践にあたっている。”SCYPT” ジャーナルの編集委員としても評価が高い。脚本・演出作品:Why Sleeping Dogs Awake, Ways of Change ほか。評論:”The Constraction of Theatre Images” (SCYPT, No. 5, 1980), “Sexual Politics Against Art and Vice Versa (SCYPT, No. 13, 1984), “Moving into the Drama” (interview, SCYPT, No. 13, 1984), “Unstuitable for Children” (SCYPT, No. 20, 1990), “Review – ‘Education and Dramatic Art’ by David Hornbrook” (SCYPT, No. 21, 1991) ほか。

●1996年1-3月 ビデオ第2弾の企画検討


●1996年6月:日本大学芸術学部演劇学科「演劇・教育・アートセラピー」展に協力


■1996年9月14日(土)午後1時から 於・日本大学芸術学部江古田校舎
 研究総会
  I. 総会
 II. シンポジウム「演劇と教育の課題」
[当日は標記テーマについてのパネル・ディスカッションおよび参加者との意見交換をいたしますので、ふるってご参加ください。][みなさまが、研究会でとりあげるべきだとお考えになる具体的な研究領域・課題について、ご意見をお聞かせください。会の今後の活動の参考にさせていただきたく存じます。]


■1996年11月1日(金)午後6時から 於・日本大学芸術学部演劇学科
 報告者:熊谷保宏(研究会の課題――報告と提案)
[9月の研究会においては今後の研究会の課題として演劇教育の振興、劇あそび、方法論研究などがあがりました。その後の検討結果を報告したうえで具体的な議論をおこない、今後の研究会の方針・計画を決定いたします。]

I. これまでの経緯(報告)
 ・8月:会員へのアンケート
 ・9月:研究総会(発言者16名)
 ・10月:事務局協議(まとめ)
 [資料「これからの課題についての会員意見」]
II. 提案
 ・課題(3つ)について
 ・会のすすめかた(組織・頻度など)について
 ・成果のアウトプットについて
III. 議論


■1996年12月13日(金)午後6時から 於・日本大学芸術学部演劇学科
 報告者:内木文英(演劇教育の普及・振興)
     香川良成(演劇教育の理論・方法論)
     小池タミ子/平井まどか(劇あそび)
[11月の研究会では今後の研究会の重点テーマおよび、それぞれのテーマについて研究の中心になっていただく方を決めました。今回は、その方々にそれぞれのテーマについてお話をしていただきます。また今後の日程、会のもち方についても話しあう予定です。]

■1997年5月22日 於・日本大学芸術学部
 演劇教育の理論・方法論:香川良成「演劇教育のカリキュラムをめぐって」
 報告:内木文英・香川良成「韓国・国立芸術大学を訪問して」
■1997年7月18日 於・日本大学芸術学部
 劇あそび:高山図南雄「劇あそびとドラマセラピー」
[メンバーたっての希望により、今回は、高山図南雄さんのお話を聞くことになりました。なお、秋に予定している総会についてのご相談もあります。ご参加ください。][アンケート*にご協力ください]
■1997年9月26日 於・日本大学芸術学部
 報告:副島功「第一回・中日戯劇教育検討会」(台湾での演劇教育)
■1998年1月24日 於・日本大学芸術学部
 運営委員会、臨時総会、研究会報告。
■1998年3月27日 於・日本大学芸術学部
 1. 研究プロジェクト3部門からの報告(1997年度の総括ならびに1998年度の企画)
 2. 1998年度の全体会のすすめかたについて
 3. 日本演劇学会春季大会について
 4. その他
[……研究会では去る1月24日、運営委員会および臨時総会を開催いたしました。新会長(高山図南雄氏)選出のほか、今後の会の運営に関わる議論がなされましたので、ご出席されなかった方で議事録ご希望の方は事務局にご請求ください。……議事録にありますとおり、5月の日本演劇学会春季大会に会場を借りて本分科会の例会をおこなう予定です。次回研究会では、「5月に何をするか」ということも検討する予定ですので、ぜひご参加くださいますよう、おねがいもうしあげます。]


役員の改選


1998年1月24日に開催された運営委員会・臨時総会において、川野希典会長の勇退にともなう役員改選がおこなわれ、高山図南雄前副会長が新会長に選出されました。今後、川野前会長には顧問として研究会運営の相談にのっていただきます。


1998年度の活動予定


1998年1月24日に開催された運営委員会・臨時総会において、1997年度末を目標に検討していた「会としてのなんらかのアウトプット」について、さしあたりもう一年かけて現研究態勢(三領域重点研究)において検討をかさねたうえで報告書を発行するということになりました。


アンケート:会員対象におこなった関心領域についてのアンケート。結果については…

■1998年5月15日 於・日本大学芸術学部
 報告者:佐野語郎
 テーマ:高校での演劇教育の現状:『単位制総合高校』をめぐって


■1998年5月31日 於・玉川大学(日本演劇学会春季大会)
 プロジェクト3部門合同研究報告ならびに部門別研究報告


■1998年7月3日 於・日本大学芸術学部
 報告者:佐野語郎
 テーマ:神奈川総合高等学校類型科目「基礎演技」の教育実践
[5月例会にひきつづき佐野さんにご報告いただきます。前回は成果発表(会)のことが中心でしたので、今回は日常授業のことをお話しいただく予定です。重点領域である「演劇教育の理論・方法論」のとくに「方法論」に関わるナマの報告ですので、関心あるかたは関心ありそうなかたをおさそいあわせのうえ、ふるってご参加ください。……なお、高校での実践ということで内木文英さんも「いろいろ言いたい」とのことでした。]


■1998年9月11日 於・日本大学芸術学部
 報告者:矢嶋直武(和光高校)
 テーマ:和光高校での「ドラマ」授業について
[まえ2回の佐野さんにつづき、今回も高校における授業実践についての報告となります。また懸案の本づくりについても準備をすすめたく、これについての話もする予定です。とくに最近ご無沙汰のかたがた、お元気でしょうか? ご参加をおまちしております。……なお、佐野語郎さんにコメンテーターをやっていただきたく、この場をかりておねがいします。]


■1998年10月22日 於・日本大学芸術学部
 報告者:正嘉昭
[3回連続で高校での実践報告をうけたのにつづき、今回は中学校です。といっても報告者が中学校の先生なだけで、話題が中学校での演劇実践にかかわるものであるかはわかりません。おたのしみに。][(話題未定)……ですが、ご本人が「やっていること」についてであろうとおもいます。]


■1998年12月2日 於・日本大学芸術学部
 報告者:工藤傑史(学芸大学付属養護学校)
 テーマ:障害児と演劇教育
[高校の話が3回つづき、前回が中学、で今回は養護学校の先生に話題を提供してもらいます。「障害児と演劇」「障害児教育と演劇」「障害児と演劇教育」「障害児教育と演劇教育」あたりから、いろいろ話せればということですね。]


■1999年1月27日 於・日本大学芸術学部
 報告者:熊谷保宏(日本大学芸術学部)
 テーマ:通信制高校での『演劇系』教育について
[その他「演劇学会春季大会(5月)への参加について」「今後の研究会活動について」など。]


■1999年2月24日 於・日本大学芸術学部
 報告者:木下いずみ(川崎市立野川小学校)
 テーマ:授業の中に演劇をとりいれる――総合学習を範疇に入れて
[ひさしぶりに小学校での実践について、“若い”先生による報告です。報告者の木下さんは「シアタースポーツ」およびその系統での「即興」についても経験がおありのかたですので、そのへんの話もうかがえるものとおもいます。]

■1999年4月20日(火)18:00から(於・日本大学芸術学部)
 報告者:高山図南雄(研究会代表)
 テーマ:演劇教育とサイコドラマ
[学会員のかたがたには近々案内がまわりますが、5月に多摩美術大学でおこなわれる学会春季大会で、当研究会より高山会長が発表をおこないます。学会発表に先立ち、研究会内でも発表テーマについて議論しておこうというのが今回の趣旨です。]
 ――――――――――――――――――――――――――
 日本演劇学会春季大会における高山図南雄代表の特別報告
 「演劇教育とサイコドラマ」(司会・熊谷保宏)
  5月30日(日)11:50から(於・多摩美術大学造形表現学部)


■1999年10月14日(木)18:00から(於・日本大学芸術学部)
 報告者:高山図南雄(研究会代表)・熊谷保宏(日本大学芸術学部)
 テーマ:演劇教育とサイコドラマ――再考
[春の演劇学会大会での特別発表「演劇教育とサイコドラマ」において高山が提起した問題を、研究会として、あらためて議論してみたいとおもいます。大会当日はあまり質疑応答に時間がとれなかったので、今回は報告ないし発表というより、小規模なシンポジウムのようなかたちでディスカッションできればと考えます。大会に参加した人はぜひ、参加してない人もどうぞ。]


■1999年11月12日(金)18:00から(於・日本大学芸術学部)
 報告者:久次弘子(比治山大学短期大学部)
 テーマ:パフォーマンス学とコミュニケーション教育、演劇教育
[系統的な紹介がなされていないからか、R. シェクナーらが提唱したパフォーマンス・スタディーズについての日本における理解は、けっこうかたよっているようです。ひとまずパフォーマンス学の見取図をしめしてもらい、その主として教育的な応用の可能性を、実践的な立場から語ってもらうつもりです。]


■1999年12月14日(火)18:00から(於・日本大学芸術学部)
 報告者:岡安伸治(桐朋学園短期大学)
 テーマ:大学演劇の現在
[今まで研究会では大学の話題をとりあげる機会がありませんでした。が、大学における演劇教育について考えるべきことはたくさんあります。まずは現職の演劇教授である岡安さんに現状報告と問題提起をしてもらいましょう。]


■2000年1月30日(日)から(於・日本大学芸術学部)
1999年度総会(12:30より)
□シンポジウム「高等教育における演劇――現状と展望」(14:00より)
 報告者:
 ・菊川徳之助(近畿大学文芸学部)
 ・藤崎周平(日本大学芸術学部)
 ・原孝(劇団東演)
 (司会・熊谷保宏)
[大学など高等教育レベルでの演劇と教育にかかわる問題については、これまで、あまりていねいに議論されることがありませんでした。が、中等教育以後の専門的あるいは高度な演劇の学びをめぐって考えるべき課題はたくさんあります。では、何から考えてゆくべきなのか。継続的な議論のための手がかりを得たいとおもいます。(そんなこと考えたって意味がない!というようなかたの参加とくに歓迎します。]

2000年4月1日(土)運営委員会(於・日本大学芸術学部、17:00から)

  • 福祉活動の中に演劇教育を生かす道の検討
     具体的には、芸術系大学、高校においてアートセラピスト、介護士などの公認の資格を取得するためにはどのような方法があるかについて。(現在のところ、日本大学との共同研究を進めたい。)
  • 20世紀演劇の流れと日本の演劇とのかかわりを振りかえる
    (今回は創造方法論を主軸とする。)
     20世紀前・中・後期において重要と考えられる人物を定点的に取りあげる。その人物個々の思想、業績等については会員および会友の研究にゆだねる。担当した会員はその成果を演劇と教育部会のインターネット・ホームページに発表する。
  • 上記の記録を当部会発行の研究誌としてまとめる
     次にあげる人名は決定というわけではないが、討議のための参考として列記する。
    ○スタニスラフスキー ○メイエルホリド ○ジャック・コポー ○ミハイル・チェーホフ ○ブレヒト ○リー・ストラスバーグ ○ピーター・ブルック ○グロトフスキー ○ジェイコブ・モレノ ○スポーリン ○ダリオ・フォ

2000年5月14日(日)プロジェクト研究セッション(於・日本大学芸術学部、13:00から)

[年度はじめの研究セッションは、会として重点的に取り組む方針のドラマセラピーをテーマにしておこないます。このテーマについては今後プロジェクト化し、研究の集約をはかってゆく計画です。さしあたっては公教育における可能性を多角的に検討しようと考えます。]

  • 高山図南雄「今年度の研究会方針とドラマセラピー」(基調報告)
  • 尾上明代「学校教育におけるドラマセラピー」(ワークショップ)
  • 松尾忠雄・熊谷保宏「『学校教育とドラマセラピー』をめぐる開発的研究の可能性」(報告)

2000年7月30日(日)研究会(於・日本大学芸術学部演劇学科、午後1時から)

[20世紀演劇の源流がメイエルホリドおよびスタニスラフスキーにあることは広く認められています。そして、演劇教育の出発点も両者と深くかかわっていると思われます。今世紀の間、演劇教育はさまざまな実践や方法をつみかさね、今日に至りました。その辺の事情を自由に、時間の許す限りふり返ってみたいと思います。会員の方も、そうでない方も、ふるってご参加ください。](高山)

  • 武田清(明治大学)「演劇教育とメイエルホリド」

2000年10月15日(日)研究会(於・日本大学芸術学部演劇学科、午後1時から)

[今回はブレヒトについての話を中心に、20世紀演劇と演劇教育の流れを自由に語りあいたいと思います。前回の、武田清氏を囲んでのメイエルホリドをめぐる話しあいは、スタニスラフスキー、チェーホフについても関わってきて大変たのしいのものでした。今回も、会員も非会員を問わず、ふるってご参加されることを願っています。](高山)

話題提供者と話題

岩淵達治「ブレヒトをめぐって」


2000年11月19日(日)研究会(於・日本大学芸術学部演劇学科、午後1時から)

[今回はジャック・コポーについての話を中心に、20世紀演劇と演劇教育の流れを自由に語りあいたいと思います。これまでスタニスラフスキー、メイエルホリド、ブレヒトを取り上げて来ましたが、20世紀演劇の源流を考える上で、もう一人、J・コポーは欠かせない人物だと思うからです。今回も前回同様みなさんの多数のご参加を願っています。もちろん非会員の方も歓迎です。](高山)

話題提供者と話題

伊藤洋(早稲田大学)「ジャック・コポーをめぐって」


2001年3月18日(日)研究総会(於・日本大学芸術学部演劇学科、午後1時から)

[今回は2000年度の総会と、いつものような研究会をあわせ、研究総会ということにします。研究会は、前回までの流れ(20世紀の西洋演劇と演劇教育)とおよそ関係なくアフリカ特集のような内容です。あまり知られてませんが、アフリカにおいて演劇と教育のつながりは深く、有効な実践が積み上げられています。どんなもんか知っておいて損はないでしょう。]

  1. 総会
  2. 研究会(アフリカ特集
     報告(1)香川良成「ジンバブエにおける児童青少年演劇のことなど」
     報告(2)熊谷保宏「タンザニアの教育演劇」